生理周期にあわせ、卵巣刺激、採卵のスケジュールが立てられます。卵巣刺激とは、 排卵誘発剤を使用して、卵胞(卵巣にある、卵子が入っている袋)を複数発育させ、複数の卵子を得る方法です。注射や点鼻薬を用い、複数個の卵胞を発育させ、採卵を行います。通常の生殖補助医療でスタンダードな「アンタゴニスト法」を行います。
卵巣刺激の具体的な流れ
①卵巣刺激の注射は自己注射となります。事前に指導がありますので安心して下さい。
②一般的には、避妊用のピルを処方されますので、1日1錠 寝る前に10日間服用して頂きます。
③ピル終了後、3~5日後に月経が開始し、月経の3日目から、卵胞発育を促す注射を約10日間、毎日下腹部に注射して頂きます。
④個々の卵胞が18mmを超えたら、卵子を成熟させる注射や点鼻薬を使用し、その36時間後に採卵を行うことになります。
静脈下麻酔を用いて採卵を行います。超音波の端子を膣に挿入し、卵胞と呼ばれる卵子の入った袋の個数と位置を確認しながら、採卵針を用いて 卵子を採取します。採卵後の2日間、抗生剤を服用します。採卵後、体調に問題なければ、採卵日の2日後に帰国となります。帰国後、再びクリニックを受診し、超音波検査で卵巣、子宮に問題がないことを確認し、プログラム終了となります。
アメリカでは、卵子ドナーに謝礼が支払われることを認められています。その金額は、条件付きで、約$10,000を上限としていますが、$5,500~6,500ほどが妥当と言われています。昨今、謝礼金額の上昇が指摘されており、臓器売買に近いのでは? と、問題視されています。卵子提供は、経済的利益を目的としているのではなく、善意からの提供であるということを、理解して頂きたいと願います。
サンディエゴ滞在期間は、4泊となっており、長期間日本を離れることが難しかった方にも適したプログラムになっています。また、日本のドクターを始めとした、専門家のサポートを受けられる、より安心のプログラムになっています。
卵子ドナーに関心がある方は、まず、こちらのフォームよりご連絡下さい。